登米市O様邸 電信柱が土台に?!
今回は前回ご紹介しましたシロアリの被害にあっていた現場についてです。
前回は台所の床を支える骨組みなどがシロアリに食われてましたということをご紹介しました。
今回は大工さんに教えて頂いて「へぇ~、なるほど」と思うことが、同じく台所の解体中にありま
したのでご紹介させていただきます。
コンクリートの上に乗っている黒ずんだ木材、これが土台です。
土台は建物の骨組みをしっかりと支えるためのとても大切なものです。
今は通常薬品によって防腐・防虫処理がされた緑がかったものを使います。
これがその土台を拡大したものです。
写真でも見て取れる少し大きな穴、これが、電信柱だったころの名残です。
このような穴が無数に空いています。
これも電信柱だったころの名残です。
この四角いナットが昔の電信柱だということを表しているいます。
今このボルトはアンカーボルト、という基礎と土台を繋ぐ役割を果たしています。
そしてこちらが今回のその土台のの木片です。
表面だけでなく中まで黒いんです。
これが土台だけシロアリの被害にあわなかった理由です。
この土台はコールタールという黒色の油状液体を木材の防虫・防腐塗料として使用したものです。
油なので匂いを嗅ぐと独特な匂いがしました。
次回は床が新しく仕上がった状態をお見せできると思いますのでお楽しみに